薪棚探訪 その三十七 竹を割って
2011.09.30

のどかな薪棚のある風景ですが、けっして戦前の風景ではありません。
オーナーさんの自宅裏山にイヤというほど生えているのに、薪にも向いていなくて利用価値の少ない竹で棚が作られています。屋根も割った竹で葺いていますし、さらに竹の枝を束ねて・・・竹枝葺き屋根?・・・載せています。
竹や枝で出来た屋根は結構隙間があって防水性が不完全なのか、ご覧のように薪が汚れっぽくなっています。
風雨にさらされた薪は、表面がグレーになって見た目は乾燥している感じ満載ですが、実は乾燥不足で薪ストーブに投入すると「シューシュー」音がしたり、「ブクブク」泡が吹き出したりすることも。やはり薪の乾燥に近道無し、お日様と風通しとたっぷりの時間が必要です。
そのうえで、上側だけはしっかり屋根をかけて濡れないようにしないと、黒カビが生えたりして見た目が良くない薪となってしまいます。
ただこちらのオーナーは「たとえ大きな屋根をかけていても、台風などで横殴りの雨が続くと薪の木口は黒っぽくなるんだから、自分で使う薪に黒カビが生えるぐらいぜんぜん問題なしっ!」という竹を割ったような性格なのかもしれません。

