薪棚探訪 その二十九 冬中連続運転
2010.10.08

当店の地元別府市にお住まいのユーザー様の薪棚です。
長さ約9メートル、高さ約1.7メートル棚に長さ約40センチの薪を2列、すなわち0.8メートルですから、計算すると満タンで約12立方メートルの薪が並びます。
南国なのに一冬でこの棚全部を焚いてしまうそうです。シーズン中は24時間焚きっぱなしとか。私の理想・憧れである「冬中連続運転」を実現している方がこの別府市内に居るなんて・・・くやしい様なうらやましい様なうれしい様な、複雑だけど何だかいい気持ちでした。
樹種はクヌギを中心に広葉樹ばかり。サイズは大割り、中割り、小割り、焚き付け用の枝を束にしたものまであり、乾燥もバッチリとのこと、この冬に向けて準備万端でした。
薪棚は足場用の単管パイプを組み合わせて作られています。
屋根用の木材を取り付けるためのクランプを使って樹脂製のトタンを掛けていますから、上からの湿気対策はバッチリですが、最下段の薪と地面がちょっと近いですね。ブロックを横に倒して敷いていますが、立てて敷くかもう一枚重ねると隙間に風が抜けて地面の湿気が上がって来ません。
また、画像では判りませんが、大量の薪の重さ・・・5トンはありそう・・・で地面に土台部分が沈み込み、棚が若干傾いています。薪棚を作る前には地盤の補強が必要です。傾いた側で薪を積んだり降ろしたりの時、自分に薪が崩れない様に・・・薪雪崩(まきなだれ)と言うらしい・・・気をつけてくださいね。
いろいろとケチを付けましたが、決してくやしさ紛れではありません。あくまでもこれから薪棚を作ろうと思われる方の参考になれば、という崇高な志からですって。
この場所以外には次の次の冬用のストックがあるのだとか。更にこの冬には次の次の次の冬のために雑木の山をひと山伐採して薪を作る予定とのことですから、この先もずっと「冬中連続運転」を続けるのでしょう・・・うーん、やっぱりくやしいかも。

